『過去の仕事 コンビニ編104』コンビニ社員の実態 コンビニを辞めた時の話2ch
前回はコンビ二を辞めるきっかけの話、彼女と別れた時の話でした。
ただ、これはあくまできっかけ。
それまで疑問はあったにせよ、初めてまともに働けてまともな給料をもらってる中、辞めるというところまで気持ちは行ってなかった訳です。
もちろん、辞めたいとは毎日思ってました。
ですけどそれは「金持ちになりたい」とか「アイドルと結婚したい」とか現実味の無い「辞めたい」という気持ちであって実際に転職活動するようなところまではとても行ってませんでした。
ですけど、今回の失恋がきっかけで本気で退職を考えるようになりました。
自分の「辞めたい」という気持ちに気づく
新卒の子におせちを買わせる仕事が正しい訳ない
彼女と別れたのは年末だったと思います。
詳しい時期ら覚えてませんが、おせちの予約が始まっていて売り込みの電話を直前にしたので11月末とかだったと思います。
彼女と別れてからも何事も変わらず、OFC、SVの仕事を僕はしてました。
この年もいつも通りにおせちの数字が行かず、日々の映画活動も「ノルマを達成させる為」でなく「自爆営業を少しでも減らす」為の営業となってました。
当時の僕は直営店を担当してました。
新卒の子が3人もいる中々大きな店舗です。
ただ、立地的にあまりおせちの数字が見込めない店でしたり
そんな店でも売上や前年の数字から容赦無くロジカルにノルマが落ちてきます。
確か社員の子達の親戚以外の予約が0だったはず。
その事で上司に事務所に呼ばれました。
上司「○○店のおせち予約足りないみたいだけどどーなってんの?」
狭い応接室に呼ばれると開口一番これでした。
俺「申し訳ありません。予約活動は行っているのですが、中々立地柄成約には・・」
上司「まーしょうがないよな。ただ、最終最後は店頭に並べても売らんとダメだぞ」
俺「しかし、店頭にいくら並べてもおせちは売るのは難しいかと・・値段も張りますし・・」
上司「じゃあ予約とれよ!最後、店頭に並んだとしたらお前のせいだぞ!そうならない為に予約取れって言ったのにとらなかったのはお前だろうが!」
俺「申し訳ありません」
上司「それにな、あの店は社員何人居るんだよ!あいつらにもっと予約取らせろよ!それだけで数字行くだろうが!それも出来ないならお前担当失格だぞ!」
俺「申し訳ありません」
上司「申し訳ありませんはもういいんだよ!とにかく最後は店頭売りしてでも全部売れよ!廃棄は認めないからな!親戚とかなら当日でも売れるだろ。本人達が食べてもいいんだから」
俺「・・それは新卒の子達に買えと仰られてますか?」
ここで上司はブチ切れました。
上司「そんな事一言も言ってねーだろ!てめーいい加減にしろよ!そもそもてめーが予約取れないからこんなことになってんだろうが。それをお前は人のせいにするのかよ!俺はな、お前含めた社員達が予約活動を真剣にやってんのか?って言ってんだよ!自分達で自爆営業しろなんて一言も言ってねーんだよ!分かったか!?」
机をガンガン蹴りながらキレられました。
ちなみに上司の言ってる事は少しズレています。
予約活動はしていて予約は取れています。
社員の親類と友人達、あと僕自身の分。
しかし、それだけでは足りないから困ってるんです。
上司は「社員が予約活動してないから足りない」と言ってますが、そうじゃない。
店頭で予約は厳しい立地なのです。
更に言うとその前の週、予約状況を報告してます。
誰が何個予約取ったか、です。
査定に関係するから、と言ってました。
だから今回の話は完全に自爆前提の話をしてます。
でもそうは言えないから前回の話を忘れたふりをしているのです。
コンビ二チェーンの管理職はバカではありません。
特にこの人はかなり頭の良い人で、絶対に前回の話を忘れたりしないのです。
ですから、確信犯です。
営業所全体のおせちがボロボロだったのもあると思います。
直営店で数字を少しでも積みたかったはずです。
だからこんなやり取りが起きます。
言っても無駄だし、そこまで追い詰められている上司にも少し同情しました。
仕事の相談すると聞いてくれたり、過去の上司の中では個人的に尊敬出来る人だったので、死ね!とかは思いませんでした。
ただ、ガッカリしました。
これがこの会社の管理職なのか、と。
僕の目標なのか、と。
言ってる事が残念過ぎました。
新卒の子におせちの自爆営業を遠回しに強要する会社が正しいように思えませんでした。
この時に、今まで抱えていた思い、「辞めたい」と言う思いを再認識しました。
あぁ、こりゃダメだわ。と思ったのを覚えてます。
俺、頑張れねーわ、辞めたいんだわ、と思いました。