『過去の仕事 コンビニ編89』コンビニ社員の実態 苦しめられたオーナー達11

何度も言いますがオーナーは色んな人がいます。

キレてくる人は多いですが、それはある意味仕事を真面目にやってくれてるからで、当たり前と言えば当たり前なのですが、ある意味有難いとも言えますり

と言うのは中にはやる気が1ミリも無いオーナーもいるからです。

やる気がないのは決まってボンボン型のオーナーです。

今回はやる気の無いボンボン型オーナーのはなしです。

 やる気ゼロのゆとりオーナー

発注しかしません

このオーナーは親がコンビニを経営していたのですが、親御さんが夫婦で引退した為、コンビニを譲りうけました。

元々ベテランのアルバイトがいたのでこの人を雇って店長にして、元オーナーの息子（30くらい）がオーナーと言う体制です。

このオーナー、ほぼ店に来ません。

と言うのは店のシフトには名前がありません。

最低限の研修は受けてるそうでレジ打ちなどは出来るらしいですが、僕は担当中にオーナーがレジに立っているのを見た事がありませんでした。

とは言え店には毎日来ます。

発注だけをしに。

部屋はコンビニの近くにマンションを借りていて、出掛けた帰りにコンビニにより廃棄を持ち帰るついでに発注して帰る、という生活スタイルです。

何か他に仕事をしているのか不明でしたが、聞くと「関係ないですよね」と言って答えてくれませんでした。

一応、本部はそこ把握する権利があるんですけどね・・

店長は発注すら権限なし

こんなオーナーなのでマジでやる気がないです。

週次の商談も店長とやるのですが、発注のお願いも出来ません。

何故なら発注はオーナーしか出来ない事になっていて、店長は口出し出来ないと言うルールだからです。

だからオーナーは毎日一応は店にくるのですね。

予定がある日は発注なし！

オーナーもプライベートの予定があります。

例えば泊まりの旅行。

その際は流石に店長に発注を任せる・・のでは無く、なんと発注を入れません。

オーナー曰く「店の商品は俺の資産だから他人なら任せたくない」とのこと。

気持ちは分かりますが、それでは４日の旅行に行ったら弁当は売り場から完全に消えますね。

たまに商談に参加してもやる気なし

稀に週次の商談に参加してくれる事があります。

僕としては「チャンス！」と思い、新商品の発注をお願いしますが、ほぼムリ。

「今のままで良いです」 

「廃棄出たら全部買ってくれるんですか？」 

「別に売上が上がらなくても良いです」

こんな感じ。

暖簾に腕押し、と言う言葉が頭をよぎります。

催事ももちろんヤル気ゼロ

こんな人なので、コンビニの名物の催事は協力する気ゼロです。

元々売れない店もありますが、この店は本当にゼロ。

週次の商談でおせちの話をした時は、  

「あ、うちおせちやらないんで」

この一言でバッサリ。

そもそもチェーンに参加してる以上、数字は行かなくても努力する義務はあると思うんですよね・・

ちなみにここを担当している間は、僕の自爆先はほぼこの店てしたり

おせちを営業しない以前に、チラシとかポップも置かないんですから売れるはずないです。

ましてや駅前店だったので、常連が予約してくれる事も無く、ほっとく本当にゼロとなります。

新商品が並んでないとかザラ

とまぁこんな店なので新商品の発売日に物が並んでないとかザラでした。

正確には発注とんでる事もありましたし、バックヤードに眠ってる（引き継ぎとか無いので納品されてもバイトがどうしたら良いかわからない）事も多かったです。

困るのは僕。

上司が視察に来る度、ぶっ殺されてました。

前任の先輩にこの事を話すと

「あの店はもうしゃーないよ。オーナーが飽きて辞めるの待つしか無いでしょ」

とは言え、担当になるとそれでは済まない訳ですが、ここで先輩のコンビニ業界の真理をつく一言が・・

それは

「まーどの店担当するかは運だからね」

そーですよね・・