『過去の仕事 コンビニ編72』コンビニ社員の実態 アシスタントはスーツヨレヨレ 安いスーツしか着なくなる?
スーツは男の戦闘服。
今の仕事も身だしなみをしっかりしている事を求められるので、スーツのシワなどには気を使っています。
しかし、コンビニ社員は別。
スーツは汚れて常にヨレヨレ。
これでいいのかよ?と思う位。
でもそれは理由があるんですよね。
コンビニ社員のスーツは皆ヨレヨレのボロボロ
アシスタントに高いスーツは必要ない
アシスタントになるとスーツがヨレヨレのばっかりになってきます。
アシスタントの仕事の多くはオーナー店に行って売り場を直したり、前回の記事のような芝刈りなど基本身体を使う、ブルーカラーの仕事です。
当然、スーツは傷んで来ます。
また、店頭業務にヘルプで入っても狭いバックヤードから物を持って来て、売り場に陳列するなど立ったりしゃがんだりが多い上、コンビニはとにかく狭いので動く時に何処かに引っかかったりしますので、スーツはすぐにボロボロになります。
よって高いスーツは必要ありません。
店舗時代はチノパンで勤務してもバレない
僕は、店長時代も含めて勤務中は黒いチノパンを履いてました。
最初はスーツで働いていましたが、夜勤中に物を搬入している時にスーツが破けてしまい、それからずっとチノパンです。
黒いチノパンは一見スーツっぽいですし、上はユニフォーム着ているので上司にもバレませんでした。
そもそも、コンビニの身だしなみの基準としてスーツを着なければいけないこともないので悪い事ではないのですが。
ところがアシスタントはオーナー店に行く事になるのでスーツが必須になってきます。
スーツは替えがいくらあっても足りない
特に売り場作りをしているとボロボロのヨレヨレになってきます。
コンビニの売り場の棚は一番下の棚はしゃがまない陳列出来ませんよね?
しかも物が倒れないよう慎重に並ばないといけないので、しゃがみっぱなしになります。
並び終えたらオリコンの中からまた物を取って・・・とやっていくと、普通、スーツの仕事ではあり得ないほど、立つ、しゃがむの動作を繰り返します。
細身スーツなど着ていたら1日でダメになります。
また、売り場作りでは物をストックしているバックヤードと売り場を何度も行き来します。
バックヤードは狭いので人が1人通るのも大変だったりします。
ポケットがどっかに引っかかって破ける、なんてすぐにおきます。
つまり、コンビニで働く以上、スーツはすぐダメになるんですね。
最終的に安いスーツ、クリーニングをしない、に落ち着く
そんな仕事なので、高いスーツを買うのは完全にお金のムダ。
安いスーツを着ていた方が経済的ですし、クリーニングしても1日でボロボロになるのでクリーニングにも出さなくなります。
結果、コンビニ社員のスーツは常にヨレヨレ、となるんですね。
僕は元不動産なので割とスーツは高いのを揃えていましたが、すぐにスーツをイオンでしか買わなくなりました。
事務所の喫煙所でタバコを吸ってたとき、上司が来て僕のスーツを見てこう言いました。
「お前、スーツヨレヨレだぞ、うちの社員らしくなって来たな!前のいけすかないスーツよりよっぽどいいぞ!」
コンビニに順応し始めている自分がちょっと悲しかったです。
細身スーツを「いけすかないスーツ」と言う辺りにコンビニ社員の民度がでてますよね。