『過去の仕事 コンビニ編74』コンビニ社員の実態 OFC、SVが相手をするコンビニオーナーとは?2
OFC、SVが相手にするオーナーについての続きです。
前回、ボンボン型と言って2代目のゆとりタイプについて語りましたが、今回はそのお父さんにあたる生粋の経営者の人について語ろうと思います。
僕は職人型と言ってました。
職人型
職人型のオーナーは手強い!
職人型のオーナーは手強いです。
と言うのは以前、何かしらの個人商店を経営していた為、商売に関する考え方が固まっているのと、個人商店で厳しい経営をなんとかこなしてきた方だからです。
発注、売り場の棚、バイトの教育などかなり拘る方が多く、中々本部の意向を汲んでくれません。
もちろん、本部の意向というのが「売れない商品発注させろ」だったりするので当たり前と言えば当たり前なのかも・・・
職人型オーナーの拘り
職人型オーナーは以前、何かしらの個人商店をしていた方が多いと先ほど書きました。
酒屋とか文房具屋とかが多いですかね。
例えば酒屋ならお酒の発注、売り場のレイアウトはとても拘ります。
発注に関しては本部が売って欲しい商品があるし、売り場の棚は本部から棚割りと言って見本が出ており、これに沿って作って欲しいと言う意向があります。
職人型オーナーは中々ここを曲げてくれません。
そして本部の意向を通そうとすると激昂、そして出禁・・・
よくある話です。
職人型オーナーに対しては発注でも棚割りでも根拠が必要です。
職人型オーナーは決してただの我が儘な人ではなく、自分の経験で「この方が売れる」と思ってるから本部に反発する訳です。
なので本部の意向に沿ってもらうには「この方が売れる」根拠をしっかり出して論破しなければなりません。
OFC、SVの本来の実力が試されるタイプです。
職人型は頑張る人には優しい
ただ、職人型はご年配の方が多いので若いのに頑張っている人には優しい、と言う特徴があります。
20代のOFC、SVならこのキャラで行けば良い結果が得られる事が多いです。
実際、職人型オーナーは商売人としては間違いなく先輩ですし、お話する中で学べる事が多いです。
僕はこのタイプの方には「何かを学ぶつもりで営業しよう」と思ってやってましたし、実際相手にそれは伝わるようで、タイプとしてはトラブルが多いタイプでしたが僕は割と上手くやっていたと思います。
奥さんを味方につけろ!
職人型オーナーは、ご夫婦でやっている方がほとんどです。
ご主人がオーナー、奥さんが店長って感じですね。
この奥さん、実は超キーマンです。
普段は強面なご主人も奥さんの言う事には逆らえない・・・と言う事はよくあります。
また、何か商談を仕掛けてもオーナーに「絶対やらない!」と拒否されても奥さんを味方につけてれば奥さんに「ごめんねぇ、あとで私からも言っておくから」みたいな事を言ってくれて、後々「やっぱりやってやるよ、ごめんな」みたいな事を言われた事があります。
ご年配の夫婦はやはり奥さんの方が強いんですな。
そう言えばうちの両親もそうです。
職人型オーナーの相手をするには奥さんを味方につける事がとても重要ですね。