『過去の仕事 コンビニ編84』コンビニ社員の実態 苦しめられたオーナー達6
OFC、SVにとって1番苦しめられるのはやはりリストラ型のオーナーだと思います。
人によってはパワー型が苦手、とかボンボン型がムカつくとかはあると思いますが、リストラ型はとにかく仕事が大変です。
簡単に言うと彼らは仕事ができないからです。
OFC、SV目線で言うと手が掛かるオーナーと言う事になります。
今回はリストラ型のオーナーの経験談について語ります。
リストラ型オーナーの店はとにかく売れない
店の利益がマイナスに
OFC、SVになると月に一度、売上から利益を計算した書類を持って月次報告のようなものをします。
先月は売上がこのくらいで、オーナーの利益はこれだけですね、なんて会話をするのです。
今回の話のオーナーはこの精算がたまにマイナスになる様な人でした。
このオーナーはリストラ型の中でもとにかく冴えない人で、運営力がとにかく低い。
運営力が低いと「店に物が並ばない」「店が汚い」「従業員にヤル気がない」となる為、お客さんが離れていきます。
そりゃ利益がマイナスにもなりますよね。
売れない店はバックルームが汚い
売れない店は得てしてバックルームが汚いです。
売れ残った商品を売り切らない、入荷した商品を整理出来ない、よってバックルームに物が溢れる、すると商品の品出しが出来なくなり、店に物が並ばない、よって売れない・・・さらに売れ残りが出てきて・・・と言うループに陥ります。
このオーナーの店はとにかくバックルームが汚かったです。
特に売れ残った商品を売り切らずにバックルームに下げるから、バックルームは夏なのにホッカイロがあったり、賞味期限が切れそうなスナックが山積みされてたり、カオス状態でした。
従業員もヤル気がないので、品出し時はバックルームの手前にある商品しか品出ししないのでバックルームの奥の方に要らない物をどんどん突っ込んでいく為、時間を追うごとにひどくなっていきます。
僕はアシスタントと一緒に年に3回位バックルームの整理をしていたのですが、結局ひと月保たないまま汚れていきます。
こんな店、売れるはずがありません。
売り場もガタガタ
売り場も酷い。
売り場を作る時は、専門用語で「ゾーニング」「グルーピング」と言う考えがあります。
これはコンビニに限らず、小売での商品陳列の基本で、同じ種類のものをそれぞれゾーンを区切って陳列する事で、お客さんが商品を見つけやすく並べる手法です。
これが出来てる店は、売り場が分かりやすく、商品も探しやすいです。
これは売上に直結しますので、出来てないとうれません。
この店は最悪でした。
ヤル気のないアルバイトが棚の空いた所に適当にものを詰めてくので、何がどこにあるか分からないし、物が無くなっても補充がされないり
つまり、商品が置いてある所がバラバラな上に、虫食い状態の売り場な訳です。
アルバイトはバックれまくり
店に行くとワンオペの日が多かったです。
これは経費を削減している訳ではなくて、アルバイトが頻繁にバックれるからです。
しかもそれが許されてしまう環境だったので、アルバイトは調子に乗ってバックれまくります。
ワンオペでは仕事も回らず、売り場も乱れて行き、また売上が下がると言うどうしようもない状態でした。
このオーナーとしっかり向き合って仕事をするのはとても大変でした。
続きは次回。