『過去の仕事 コンビニ編61』コンビニ社員の実態 アシスタント時代の32時間労働の思い出3
前回は翌朝までの勤務がほぼ確定したところまででしたね。
4人で何としても翌朝までにレイアウト変更を終わらせると。
無茶でもなんでもやれ、がコンビニ業界の文化ですから上司は普通にこういう仕事振って来ます。
22:00
レイアウト変更開始。
この時間はまだお客さんがくるので、売上が低い棚から始める。
僕は缶詰の棚を担当。
この缶詰の棚、すごく時間がかかります。
棚をいじるとかは商品の数と種類の多さがメンドくささに比例しますが、缶詰の棚は両方とも凄く多い。
商品一個一個が小さいからですね。
他の先輩方も日用品とかから始めていき、日付変わる頃にはお客さんもかなり少なくなっていました。
01:00
タバコ休憩。
コンビニ社員はストレスが多い為、喫煙者は多いです。
僕がモンスターエナジーを買ってタバコ吸いに行くとアシスタントの先輩もタバコ吸ってました。
アシスタントの先輩に今日(昨日)は昼間何してたんですか?と聞くと休みだったとの事。
休みに呼び出されて朝までやるなんてキツいっすね、と言うと半分諦めた顔で
「もうこの仕事、死ぬか辞めるかしかない気がするよね・・・」
と言ってました。
僕は「同感です」と言っておきました。
01:30
作業再開。
もうお客さんが来ない為、スナックやカップ麺の棚などもいじる。
僕はリーチイン、ペットボトルとかの冷蔵庫担当。
寒いし、重いし大変だけど寒さで眠くならないのが救い。
ソフトドリンクとかアルコールを置いてある棚は、実は非常に重要。
売れる棚だからね。
お茶、水はもちろん、特にアルコール類は高い売上を稼いでくれる棚。
アサヒスーパードライを並べながら「本当だったらこれ飲んで寝てたはずなのになー」と思いながらそれほど凹んで無い事に気付く。
俺もなんかコンビニに洗脳され始めてるのか。
本当だったら悪いのは店舗担当の先輩なのだけど、お子さんが生まれるって言う事情なら責められない。
普通の常識なら仕事の納期をズラすなり、しないといけないのだけど、コンビニ本部社員の仕事はもはやそう言うレベルではないくらい、ギリギリでまわしている。
だから、皆困った時は助け合う文化が一般職の営業達の間では浸透している。
怒りは無いものの、この時間にアサヒスーパードライを並べている事に切なさを感じていた。
4:00
終わりが見えてくる。
流石に4人でやると早い。
棚があらかた出来上がったので歯抜けになってる商品を発注する。
僕は商品の場所が全部変わっているので、プライスカードをそれぞれの商品の下に貼り付ける仕事。
マジで眠くなってくる。
6:30
終了。
店舗担当の先輩はそのまま店に残り8時に来るオーナーに店舗の説明をするらしい。
さて、帰るか・・・と言う所で店舗担当の先輩から声を掛けられる。
先輩「お前、メール見た?」
僕「メール?いえ、見てないですけど。」
先輩「お前、朝事務所来いって言われてるぞ」
僕「マジスか・・・今日休みなのに・・・」
先輩「でも行かないと後が怖いからな・・・行っておいた方が良いぞ」
上司に電話して確認しようかと思ったけど、早朝だし、機嫌が良いはず無いので辞めておく。
とりあえず事務所戻りますか・・・
今回はここまで。
多分、次回終わります。