『過去の仕事 コンビニ編107』コンビニ社員の実態 コンビニを辞めた時の話5
前回の続きです。
前回、転職エージェントに相談しに行った所までかきました。
営業職の仕事を志望したにも関わらず、「何故営業がしたいのか?どんな営業がしたいのか?」と言う部分で大した事を言えずに困ってしまった所からですね。
これに関しては「ちょっと考えて下さい」と言う事で一旦、棚上げ。
次は希望する待遇についてです。
自分のスペックの低さを知る
そんな理想通りの仕事はありません
最初に「今の自分のスペックなんかは全て忘れて欲しい条件をあげて下さい」と言われました。
もちろん、「週休4日で年収1000万!」とか明らかに非現実的なのはなしで、とは言われましたが。
僕の出した希望は
①年収500万以上 → コンビニで580万位だったから
②土日休みの年休120日以上 → コンビニは不定休の年休104日(祭日無し)だったから
③残業が月50時間以下 → コンビニは毎月100次回越えていたから
皆さんはこれ、どう思いますか?
条件良すぎ?調子乗るな?
あるいは30代なら普通?もっとお金が欲しい?
もちろん、あくまで自分のスペックを棚に上げて、と言う話でしたから怒られたりはしませんでしたけど、担当者がいうには
「流石にそんな仕事はないですね」
とはっきり言われました。
まず、年収。
僕は辛うじて大卒なのですが、大卒の40歳の平均年収が530万位なんですよね。
だから、コンビニで当たり前に貰っていた給料って実は凄くたかいんです。
自爆営業が多かったから裕福とは全然言えなかったですが、確かに転職でいきなり500万以上ってのはかなり虫の良い話らしい。
次に休み。
これはOK。
あくまでカレンダーの休みの数は確保したいと言う事なので、休みがこのくらいの会社は沢山あると。
ただ、業界は限られる。
例えば、コンビニもそうだけど小売とかサービス。
この業界は祭日は休みでない事が多いので、120日はない事が多い。
そもそも土日休みを希望していると無理。
更にこれは不動産も同じ。(戻る気は1ミリもなかったけど)
例えば、年収500万超も不動産なら割とあるらしい、というか歩合だからセンスあればすぐに超えるみたいだけど、土日休みは不可能です。
つまり、年収と休みは結構相反している場合が多いみたいです。
最後に残業。
ここでちょっとビックリしたんですけど、営業職の日本の平均てどのくらいか知ってますか?
正解は月50時間(らしい)。
コンビニの100時間超えは異常だけど、過労死レベルと言われている80時間っていうのは営業では「ちょっと多い位」らしい。
日本って怖いですね。
そんな訳で、担当者からの厳しい言葉が
「①②③のうち、最低1つ、出来れば2つ諦めないとこの年齢で転職は難しいです。」
と言われました。
正直、ちょっとショックでした。
一応とは言え、大企業で働いて来たので、ここまで自分のスペックが低いのか、という想いが強かったです。
でも、この時はタイミングや辞め方は定まっていないものの、辞める事は決めていたので結構冷静でした。
冷静に①②③のうちどれを削るか。
これを考えていました。
次回に続きます。