『過去の仕事 コンビニ編85』コンビニ社員の実態 苦しめられたオーナー達7
前回、ご紹介したリストラ型オーナーのお話の続きです。
とにかく仕事が出来ない、言ってしまうとダメな人です。
でも、コンビニの本部社員としてはそれでもお客さん、取引先ですし、店の数字は自分の責任となりますので、他人事ではいられません。
今回は特に苦労したエピソードを紹介します。
大変だったエピソード
発注の仕方が分からない
流石に日々の発注は問題なく出来たのですが、ギフトやおせちなどの特殊な発注がやり方が分からない、とすぐに連絡がきます。
最初は電話で対応していたのですが、画面が目の前にない状態で発注を教えるのは中々難しく、結局途中からは毎回店に行って教えてました。
普通は一度教わればわかることかと思うのですが、すぐ「すみません、忘れました」と言い出すので途中から諦めてました。
電話でのやりとり自体が時間の無駄だと思ったのです。
また、ダメなな人特有の「メモを取らない」と言う特徴もありました。
発注の仕方なんてメモ取れば一発なのに・・・
一度、メモを取るようにお願いしたのですが次の時には「メモを亡くした」と言い出して「あぁ、ダメだこの人・・・」と思いました。
ちなみに発注の仕方くらいは最初のオーナー研修で教わるので、頭の良い人は最初から分かっています。
アルバイトの管理がズサン
オーナーがアルバイトに舐められているとアルバイトはすぐにバイトを休みます。
その都度、夜勤がワンオペになって納品が終わらなかったり、夕勤かワンオペになってカウンターフーズが無くなっていたり、アルバイトが嫌になって辞めたりと崩壊寸前でした。
びっくりしたのは年末年始のシフト。
学生のアルバイトが皆地元に帰った為、オーナーと店長しかいなくなりました。
僕が他の店からアルバイト借りたりして来たのですが、それでも足りず、年越しの夜勤は僕が入ることに。
オーナーに「流石にこれはアルバイトに甘すぎでは?時給上がるから年始年始出て欲しいとか交渉したんですか?」と聞くと
「アルバイトにムリさせたら可哀想じゃないですか」
と返ってきました。
もうツッコミどころ満載です。
まず、アルバイトは年末年始全員が休みたがる訳ではありません。
暇な子は働きたいと思ってますし、時給上がるなら考える子もいます。
それに僕に多大な迷惑を与えている事に全く気づいていませんり
確かにコンビニ社員は年末年始は出勤ですが、そこに夜勤突っ込まれる僕の立場はどうなるんでしょう?
アルバイトにムリさせたくないって言うのはこの人の自分勝手に美化した解釈で、単純にアルバイトに交渉するのが怖かっただけなんだと思います。
普段、ボロクソに言われているから交渉すらする気がなかったのでしょう。
それも選択肢ですけど、自分でなんとか出来る範囲でカッコつけて欲しいですね。
おかげでこの時も20時間くらいはぶっ通しで働く事に僕はなりましたから。
売り場が崩壊している。そして全て人のせい
売り場が酷かったです。
似た種類の商品をまとめる、目玉商品は目立つ所に、綺麗に並べて歯抜けは無くす。
これが基本です。
しかしこの店はまず、商品が並んでない。
アルバイトがサボるから納品が来ても棚に並んでないのです。
商品が売り場に無ければ売れるはずがないですから、そりゃ売上も下がるし、廃棄も出ます。
オーナーに「これはマズイ。まずアルバイトに納品だけでも教えて下さい。」と言うと
「教えているけど出来ない。あの子達には困ったものだ」などと言い始めてキレそうでした。
まず、指導も基本は雇い主のオーナーがやるべきことです。
さらに出来てないのをアルバイトのせいにするな!自分が指導出来てないのが理由だろう!と言いたかったです。
これで売上下がって言って僕に「前の担当の時はもっと売上良かった」とか言われたから思わず立ち上がりそうになりました。
売上が下がったのは、近くに他チェーンの店が出来たからです。
その店はすごく綺麗な店で品揃えも豊富で、どう見ても負けてます。
そこに対策を何も打たず、いやそれ以前に最低限のことも出来てないのない癖に売上不振を僕のせいにして来ました。
結局、その後、数ヶ月で僕は異動になりましたが、本当にダメなな人でした。
ただ、この前近くを通った時にチラッとオーナーが見えたので一応まだコンビニやってるみたいです。