『過去の仕事 コンビニ編82』コンビニ社員の実態 苦しめられたオーナー達4

前回語った中国人オーナーの担当の時は色々なトラブルか起きました。

文化の違いから来るものなど、オーナー自体は良い人だったのですが・・・

今回は具体的に起きたトラブルについて語ります。

 中国人オーナー担当時に起きた事件

店員が全員アジア系に

本部にクレームが入りました。

内容は「あの店は日本語わかんねぇ連中しかいないのか！」と言う内容。

まぁ店員の接客態度が悪い、と。

受け付けた事務の子に聞くと「今月5回目くらい」とのこと。

流石にほっとけないのでお店へ。

店に行くと1レジ中国人、2レジネパール人、夕勤の交代で来たのが中国人とベトナム人。

なるほど・・・

夕勤の2人は知らない人だったので挨拶すると

「コンニチワ」と片言の日本語。

オーナーに聞くと「中国人が多すぎて日本人が嫌になって辞めた。代わりに外国人を雇った」と言われました。

別に悪い事は何も無いんですけどね。

ただ、お客さんからクレームくるとまた別なんですよね。

特に日本語分からないとなると・・・

店内にはお客さんそっちのけで大きな声で中国語が飛び交ってました・・・

誤魔化そうとする

ある日、新商品の発注がとんでました。

チェーンとして絶対に発注入れなきゃいけない弁当で、前週の商談では「絶対発注します」と言ってたのに。

電話でアルバイトに発注させようとするも相手は日本語分からない為、店まで行って発注僕が入れました。

完全に忘れてたはずなんですけど、後日オーナーに確認すると「発注は入れた」の一点張り。

ミスを認めたくないのか、本当に入れたつもりになってるのかは不明てすが、軽く口論に。

こっちとしては発注入ればどっちでも良いのですが、ミスを指摘されるのが許せないみたいでした。

その後も「あの時、ワタシ発注入れたよ」とずっと言ってました。

プライド高し

どのチェーンも店舗の覆面調査があります。

コンビニは接客態度から品揃えまで詳しく見られ、点数化されます。

このオーナーの店が点数低かったんですね。

その時、オーナーから電話が。

「ワタシが中国人だから店舗調査の点数低くなった。抗議する。」

とのこと。

話を聞くと店舗調査の内容は完璧にやったのに平均点以下なのはおかしい。

オーナーが中国人だから採点が厳しくなってる。

おかしい。

上司を呼んできてくれ。

と言うわけです。

念のために言っておきますけど、外国人だから採点厳しいとかはないです。

まして、店舗調査は外注しているので上司も採点に関与してないですし。

こんな事で上司の予定抑えたら殺されるので、なんとか説得しましたが、この後1カ月くらい何かあるたびに「中国人バカにするな」と言われてました。

すぐに怒るし怒ると何言ってるか分からなくなる

沸点がやはり日本人より低いです。

このオーナー特有なのかも知れませんが、発注頼んだ商品に廃棄が出たり、本部の対応が悪かったりするとすぐ電話掛かってきて「ハナシ違うよ！」と高いボルテージで怒られます。

あと日本語が堪能ではないので、キレると何言ってるか本当に分からなくなります。

なだめようとしても「ナニイッテル！ワカラナイ！」と逆に言われたり、、、

これが本当に大変でした。

でも言う事はまともなので、腹は立ちませんが。

だってこっちがお願いして発注してるのに、売れ残ったらそりゃ怒りますよね。

日本人よりも感情の表現がストレートなだけです。

とは言え、新商品の売れ行きが悪いと「また電話掛かってくるな・・、」となるので憂鬱ではありましたが。

催事の時の破壊力は強烈

色々起きる代わりに催事の時の破壊力は凄いです。

と言うのは、日本でオーナーをしてる人はそれなりの資産家で日本の中国人コミュニティの中でそれなりに発言力があるのです。

つまりオーナーが「おせち買って！」と中国人に声を掛けるとバンバン売れていきます。

僕は営業初年度のおせちノルマはほぼこのオーナーにやっつけて貰いました。

他の店の凹みを全部回復させてくれたのでとてもありがたかったてす。

中国人オーナーも色々いると思いますが、このオーナーは本当に勉強させていただきました。

日本人なら我慢して言わない不満も一点張りくれるので、営業としては「お客さんはこんな事考えてるのか」とかに気付かされたり、自分の至らなさも発見出来ました。

商魂逞しい人でしたので、今でも元気にオーナーしてると思います。