『過去の仕事 コンビニ編77』コンビニ社員の実態 OFC、SVが相手をするコンビニオーナーとは?5
今回紹介するのはリストラ型です。
リストラ型と言うのは、ちょっと失礼な言い方なので僕が勝手に命名したもので誰にも言った事はありません。
リストラ型というのは、文字通り会社をリストラされたり、会社でうまくいかなくなってコンビニオーナーを始めた人達です。
コンビニオーナーは実は貯金が数百万あって責任者をもう1人用意出来れば、「誰でも」なれます。
なるのは簡単なので、儲かるかどうかは違いますが・・・
リストラ型
この人大丈夫か?ってなる
リストラ型は会社勤めが上手くいかなくなってコンビニオーナーを始めるパターンです。
実際、リストラされた人、会社で窓際に追いやられて辞めてしまった人ですね。
リストラされた場合は、退職金が多めに貰えるのでこれを元手にコンビニオーナーを始める事が多いです。
失礼ですが、当然冴えない感じの人ばかりです。
このタイプは外見で大体分かりますね。
腰は低いから営業はしやすい
パワー型やボンボン型と違ってこちらの提案内容を受け入れてくれるので営業はしやすいです。
気が弱い人も多いから尚更ですね。
ただ、結果は出にくい。
話した内容を具現化する能力が低いことが多いからです。
特にこのパターンは、他に仕事が見つからなかったから、とか他の会社に行っても上手く行く保証がないから、というようなネガティヴな理由でオーナーしてる人が多いため、元々小売業していた、とかは珍しくほぼ無経験者です。
恐らく、具現化しないのはこれも関係していると思います。
人の上に立つことに慣れてない
このタイプは人の上に立つことに慣れてません。
もしかしたら初めてかもしれません。
なので、アルバイトと上手くいかない事が多いです。
というか、アルバイトに舐められるんですね。
営業としてはアルバイトを押さえる事が凄く重要で、お店のクオリティもここで決まります。
オーナーと商談して「こうしましょう!」となぅた場合、アルバイトにオーナーが落とし込めない為、その仕事を営業がしないといけません。
また、アルバイトの暴走を止める意味もあります。
大体、こういう店はバイトリーダーみたいなのが調子に乗ってオーナー批判を始めたたりする為、そうならないようコントロールして行く事がポイントです。
特にやる気のあるアルバイトに対しては、オーナーの落とし込む能力が低い為に「大事な事なのに私聞いてないんですけど!」と怒る事が多々あるので、営業が間に入ってこれを防ぐ訳です。
ただ、良い人も多い
でも良い人も多いです。
これは日本の闇なのでしょうが、こういう良い人が普通の会社で割を食ってしまうのかと思います。
これはコンビニの本部でも同じでしたね。
なので、営業としてはなんとかオーナーに頑張って貰いたいと言う気持ちは少なからず生まれます。
とはいえ、催事が全然予約取れない、売り場は荒れまくり、売り場のレイアウト変更もできない、アルバイト教育も放棄・・・って感じになると考えものですが。
逆に言うと伸びしろはあるので担当する上では、悪くはないです。
完璧な店だと後は落ちるだけになりますし・・・
多分、このタイプはこれから増えると思います。
コンビニチェーンはこのタイプをどう大成させるかが裏の大きな課題ですね。