『過去の仕事 コンビニ編52』コンビニバイトの実態 うちの店に居た若干ダメなコンビニバイトの人達
最近、コンビニバイトの実態について語っています。
コンビニバイトはこんな感じ!っていう話が続いたので、今回は実際に僕が働いていた店に居た、若干イタイ人達をご紹介しようと思います。
「若干」というのがミソでいわゆるクズではないですし、僕はみんな好きでした。
たまに飲みに行くくらいです。
ただ、これが友達とか家族だったら微妙だな・・・という感じ。
うちの店に居たコンビニバイトシリーズ
始めます。
僕が現場に居たのは5.6年前なので年齢は当時の年齢です。
中にはまだ働いてる人もいました・・・
・夜勤クラッシャー 夜勤歴5年の元ヤン(23歳)
18歳から5年間コンビニバイトで夜勤を続けているベテラン。
週に5回夜勤、しかもフル稼働するので月に20万ほどの給料をもらっていた。
夜勤の仕事は全て熟知していて完璧だけど、「夜勤で1番偉いのは俺」と言う意識が非常に強く、社員の指示は聞かない。
僕は仲良くなる事で、指示を聞いて貰える関係を作ったが店長の事を「使えない」と言って舐めていたので、店長の言う事は一切聞かない。
また、23歳ともなれば一般的には社会人だし、彼は中卒で働いている為、社会人歴8年とかになるのにヤンキー気質が未だに抜けない。
彼が出勤時に夕勤の仕事が終わってないと怒鳴り倒す、店長に「あいつをクビにしろ」と言い出すなど夜勤が1番偉いと思っている。
また、コンビニバイトを「仕事」と胸を張って言う辺りに拗らせていることも伺える。
夜勤クラッシャーの別名をもち、気に食わない他のバイトにすぐにキレる癖があり、新人の夜勤バイトをことごとく辞めさせていった。
新人に対して「おせーよ!何やってんだよ!」「馬鹿かお前!」などと小さな事でもすぐにキレる為、入ったばっかりの夜勤バイトが嫌になってみんな辞めていく。
自身の仕事の意識はアルバイトとしては異常と言うレベルで高く、そのレベルを他にも求める。
嗜めると「俺、中卒でドカタずっとやってましたけど、こんなん楽な方ですよ。仕事舐めてってっからいけないんすよ。」と言って態度を改める気はゼロ。
ここはドカタの仕事じゃなくてコンビニバイトなんだけどね・・・
ヤンキー気質なので仲良くなると一気に態度が軟化する。
最終的には僕はメチャクチャ仲良くなって、夜勤明けに一緒にスロットを打ちに行くくらいになった。
彼は「いつか独立して社長になるんすよ」といつも言っていたが、口だけっぽかった。
「なんの事業するの?」と聞いても「んーネット系ですかねー」と全く具体性はゼロだった。
喧嘩する気もないし、そっちやる気出されてコンビニ辞められても嫌だったので適当に流していましたが。
起業を目指している彼に「なぜコンビニバイトなんかするの?」と聞くと保険証を貰えるからと言う理由だった。
彼がコンビニバイトを続ける理由は、彼には今の所、コンビニしか世界が無く、その世界ではそこそこチヤホヤされるから辞めたくないのだと思う。
ここなら一応とはいえトップで居られるからね。
人としては凄い良い奴だったけど、店長になってからは彼をこのままにしておいて良いのか?彼の為になるのか?と言うことに凄く悩んだ。
だって彼が今のままコンビニバイトを続ける事に、未来なんてない。
彼がこのまま30歳になった時に何も残らないのは明白なのだ。
結果、僕が営業のアシスタントに昇格するときもまだ居たし、数年経ってコンビニを辞める時も夜勤バイトを続けていた。
店長に聞くと僕が居なくなってからは、更に酷くなって夕勤も辞めさせていたらしい。
店長は夜勤が居ないから抜けられると困るけど、クビにした方が良いんですかね?とかなり悩んでいた。
もうかなり前の話なので、流石にもうコンビニには居ないと思いたい。
彼自身は優秀なので起業して成功してれば良いと思うんだけど・・・
ある意味彼もコンビニの闇だと思いました。